2024年問題と聞いてピンとくる人はいますか?
もしかすると、2024年4月から次の日に宅配した物が届かなくなるかもしれません。
ドライバーの労働時間が制限されるために起こる問題のことです。
関係ないように思うかもしれませんが、2024年問題は私たちの生活に大きく影響が出てくることが言われています。
2024年問題で運送業が深刻な状況と私たちへの影響を簡単にまとめてみました。
2024年問題をわかりやすく解説
2024年問題とは、働き方改革で2024年4月からトラックドライバーの残業時間を年間960時間に制限すると決まったことで起こる問題の総称です。
猶予期間が2024年3月で終了するので、対策をしていなかった企業も動き出し、いよいよ私たちの生活にも何らかの影響がでてくるかもしれません。
2024年問題は、運送業のドライバーたちの負担が減って良い対策と思いきや、決して簡単な問題ではなさそうです。
2024年問題の運送業ドライバーたちの問題
2024年問題による運送業トラックドライバーの問題を考えてみましょう。
2023年の現在も、トラックドライバーも輸送能力は不足していて、今後対策をしたなかった場合は、さらに2024年問題は深刻になりそうです。
ドライバー不足になる
今やネットでの買い物が当たり前になっているので、需要が溢れている状態です。
しかし、2024年4月からは、この残業時間に従わない場合罰則が出るようになります。すべての配送業の会社が、この法案に従わないとならなくなります。
一人あたりのドライバーが働ける時間が減るので、商品の配達が間に合わなくなる可能性があると言われていますよね。
賃金が減る
長距離ドライバーは、時間を拘束されることで稼いできたので、それができなくなると賃金が大幅に減ってしまうと言われていて、2024年問題は現役ドライバーを深刻に悩ませています。
ドライバーの賃金が減るため、離職に繋がっているそうです。これは、さらなる人手不足にといった悪循環に陥っていますよね。
配送業会社の倒産が増える
配送業が倒産する原因は、燃料の高騰や物価の高騰もあるが、倒産理由としては、人手不足によるものと言われえいます。
すでに多くの運送会社が倒産している衝撃的な事実がデータで出ていました。
帝国データバンクの調べによると、23年1―9月の道路貨物運送業者(トラック運送、宅配便)の倒産件数は220件で、前年同時期の169件を大幅に上回った。
貨物運送の倒産急増、物流「2024年問題」到来待たず…(ニュースイッチ) – Yahoo!ニュース
2024年問題の私たちへの影響
この2024年問題が解決しない場合、私たちに考えられる影響について調べてみましょう‼
配送料が高額になる
Amazonでは、プライム会員は送料無料が当たり前です。
しかし、この2024年問題が深刻になった場合、そういったサービスが終了せざるえないかもしれません。
その他の当たり前になっている「送料無料」というのは、無くなる可能性がありますよね。
具体的にどのくらい送料がかかってくるかの情報はありませんが、実際に消費者庁では、「送料無料」の表示の見直しについて動いているそうです。
品物がすぐに届かなくなる
今は、夜にネットで注文したら、翌日に届くのも当たり前になっていますよね。
この当たり前も2024年問題のドライバー不足の深刻化でなくなるかもしれません。
配送が断られる
今や、遠方の人に何かを送るのは当たり前になっています。
商品を購入すれば、セットで送料の手配ができます。
可能性として、配送は自分で手配することや、待たされたり、最悪の場合、配送を断られるケースもでてくることもあるかもしれません。
不在に対するペナルティも出てくる⁉
ドライバー不足の問題は以前からもあって、不在であることをあまり問題になっていませんでした。
しかし、今は、不在をなくすために、利用者と配送会社で、時間のやり取りがラインやメールでもできるようになっています。
ですが、その時間を忘れていたり、受け取り時間に帰宅できないこともあります。
今までであれば、ペナルティはありませんでした。
しかし、2024年問題が深刻化した場合、利用者の意識を高めるためにも、プラスで利用用金がかかるといった対策の可能性も出てくるかもしれませんよね。
まとめ
2024年問題で運送業が深刻で明日物が届かなくなるってホント?簡単に解説‼についてまとめてきました‼
ドライバー不足が深刻で、2024年以降私たちの影響も調べてみました。
2024年問題の深刻化を防ぐために、身近でできることとして、まとめて購入することや、不在を減らすことは必要ですね。